さそり庵



443光年の旅路――ひかる、カップルを追って――

……くらいのドタバタ回でも良かった(笑)





平和な回だと思ってたんですよ。
すばると彼氏の進展を、コス部の面々といっしょに眺めつつ、いつきのガン攻めっぷりにしみじみするだけの回だと。だって、ななこもすばるのためにランプ持ってきてくれたじゃん。みんなこれまで色々あって、成長して、たまには全編中学生っぽいことすると思うじゃんしてほしいって思うじゃん。
そんなわけ無かった。これは1クールアニメ放課後のプレアデスなのだ。

いやー……どっから話そう。いや、こういう種蒔き回というか、種見せ回というか、そういうパートで何を語ればいいのか、そもそもよくわからないのだが(だから6話のエントリがああだった)。みなとくんが何者なのかとか、8話で「ここまで来たら」などとうそぶいたまま音沙汰の無い角マントとの関係はとか、予想したところで仕方がない。
ただ、あの宇宙空間で二人が交わした会話は鮮烈だ。忘れるからこそ楽しめる。それは取りも直さず、すばるとあおい、ななこたちが見出した「思い出は消えない」という答えの否定だ。彼女たちが変わってゆくための『エンジン』の否定に他ならない。
想いの力で因果を飛び越え、光速さえ超えてしまうすばるたちは、とっくの昔に理の外にいる。プレアデス星人が運命線を選んだ(選ばないことを選んだ)ことと、みなとくんが宇宙に起こさせた錯覚が同じ力によるものだとしたら、その錯覚が解けた後、彼女たちに起こることもまた同じ。思い出は消えてしまう。力の源が無くなってしまう……。

こうなっては、すばるとみなとくんが流した涙こそが希望だ。思い出は消える、でも想いは消えない。そう信じるほかない。太陽で、外縁で見つけた彼女たちの答えが、その胸の中に残り続けるのを祈るばかりだ。

以下雑感。
・霜月は11月である。ひかる、ノースリーブ寒くないかい。
・8話では一旦12月まで時間が進んでいたが、そのときの霜月祭ではみなとくんは手伝ってくれなかったのだろうか。二回目だとしたらななこ以外の面々の反応がウブ過ぎるように思うのだ……手伝ってくれなかったとすると、一回目と二回目で世界の運行が変わっている? タイムリープの際に別の運命線に移動した可能性があるのではないか。だ、大丈夫なのか!?
・【この項メタトーク】あっさり「彼氏」とか言って恋路を見守るこの感じ、個人的には大好きなのだが、制作陣は思い切ったなーとも思う。女の子中心の深夜アニメでそれをやる場合、彼氏のキャラ付けと位置づけと描き方を慎重の上にも慎重に検討しないと、その、こう、反応に怖いものが混じるというか……。
・友だちの恋路にテンション上がっちゃう女の子とは佳いものだ。そうではないかね?
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by sasop | 2016-06-08 02:25 | 放課後のプレアデス
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