さそり庵



振り返ってアニマス 全4部―④

1.華やかな私服に見るアニマス世界の“余白”
2.武闘派に非ず――第8話と第17話に見る専守防衛の拳
3.真王子――友の存在とアニメ独自の精神的成長
4.雑記




雑記・総論

結論。私が真について語ると感想じゃなくて考察になる。
なんということでしょう。まあ、小学生の昔から感想文は苦手でした。仕方ないということでひとつ。
以下、ここまでで書き落とした細かい点と、全体のまとめとして少々。

・雪歩とのこと
雪歩との絡みでは常に支える側に回っていた真。いわゆるゆきまこという関係は「雪歩の成長にともなって次第に立ち位置が逆転していく」ことが妙であり、アニマスで描かれなかったのは残念でしたが、それは第25話の後に待っている物語なのでしょう。放送は終わっても、あの世界は変わらず朝を迎え、時を刻んでいくのです。

・響とのこと
ヒマをもてあましては空手の組み手を指南したり、正念場でともに美希のバックアップを任されたりと、密かに描き込まれていた響との関係性。意識して見ると互いの意識が透けて見えるようなシーンが多々あり、もっと見たかったと思わされます。真に限らずそういう部分がたくさん有るのは、アニマス最大の魅力のひとつだと考えています。

・伊織とのこと
まさかいおまこがあそこまで大々的にクローズアップされるとは、放送開始前にいったい誰が予想し得たでしょうか。
第10話など実質的ないおまこ回で、あれほど個対個の関係が取り上げられたのは、他には第20話と第24話のはるちはぐらいしか無かったのではないでしょうか。以前から伊織と真の並びに着目していた人間として、動揺に近い喜びを覚えたものです。いいの? いおまここんなにプッシュされていいの!? と(笑)。
アニマスという群像劇を描くにあたり、基本的にいがみあわない765プロの人間関係にあって、喧嘩仲間である伊織と真のホットラインは良いスパイスになり、作劇の上で重宝したのかもしれません。
また、第10話以降、直接の絡みが減ってからも、真は竜宮小町のことをよく「伊織たち」と呼んでいました。細かいですが、こっそり嬉しいポイントです。
もちろん、第6話で伊織の真剣な横顔に、真がはっとするあのワンカットも忘れてはいけません。あれは間違いなく、本編では描かれなかった真の物語の、ひとつの引き金になったはずです。

・美希とのこと
アニマスのみきまこは、一点豪華主義。
第10話のNo Makeで「ミキはぁー♪ 真くんがぁー♪ だぁーい好きなのーぅ!」とこれでもかとばかりにやらかし、第17話では「ミキの真くん取っちゃやー!」と爆弾発言が炸裂していますが、物語の上での二人の絡みはほとんどありませんでした。
第6話で一度二人で仕事をしたくらいで、あとはDVD最終巻のジャケットで美希が真の膝枕で寝ていたり、シャイニーフェスタのアニメで特大のをぶちかます程度でしょうか。
これは、美希の方が前半は竜宮小町の方を見ており、中盤以降はハニーことプロデューサーに熱を上げるなど、真以外の相手とのドラマが主となっていたためなのでしょう。アイドルで美希に近かったのは、竜宮の四人を除けば千早と春香。世に言う信号機トリオ、でしょうか。

・おわりに
第1話の極めて重要なセリフ「765プロへようこそ!」を春香とともに担当したり、第20話でステージの千早のもとに春香の次に駆けつけたり(あ、このとき美希と一緒だった)、真勢として嬉しいシーンは随所にちりばめられていたアニマス。こうして振り返って思うのは――
私という男はつくづく、『1』と比較して考えてしまう思考の持ち主なのだということ。
それは何も、「1ではこうだった。これじゃない」と、違い(変化)を拒絶するものではないのです。変わらないものなど存在しない。それぞれに魅力的であれば、拒絶も否定もするつもりは有りません。
ただ、やはり原点として――原典として、聖典として(笑)、私の中に『1』は消し難く在り続ける。そのことを、改めて確認しました。
この手に抱いた原典が、変化に対する狭量と攻撃性に変わらないよう、今後も強く自戒してゆこうと考えるところです。

つくづくアニマスの感想じゃないな。まあいいか。

おしまい。
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by sasop | 2012-11-12 22:35 | ときどき雑記
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